どうも、グラブを買い替えるときに「このグラブは学生対応モデルですか?」と念入りにお客様から毎回質問が来るのをなんとか減らしたいと思っている道太です。
#ショップあるあるです。
実際にメーカー様が中高生が使えない硬式モデルをカタログに載せることは限りなく0%に近いです。
昨今のルールの緩和や新色の追加などで多少お客様が混乱するもののメーカー様が「学生野球:中学硬式:高校硬式でも使えます)みたいなあたり前のことを伝えていくのも今後の野球用品販売では必要になってくるのではないかと思います。
中野拓夢選手モデルT51の魅力
内野手用の快進撃はここから!
今回は、中野拓夢選手モデルである久保田スラッガーのT51のテーマで書かせていただきます。
昨年の9月の展示会でグラブを確認してから幾多の試行錯誤の末に完成されたモデルT51
そもそも店舗様が発注~販売できるように展示会をしているわけですが、その時点ではまだプロトタイプだったのです。
これは昨年9月の展示会場ですが、多くのグラブはこの状態から発売までに何度か調整がされるのです。
かつてこんなメーカーはあっただろうか・・・?
通常は、メーカー様が店舗様の販売スケジュールから逆算して展示会の日程を組みつつ、必要な時期に店舗注文分を確実にデリバリーするというのがお約束です。
現に通常であれば、イチオシの内野手用新作は2/21~などの新入生春の商戦にリリースするのですが、おおよそ久保田スラッガーはメーカーが納得が行ったときがリリースになるのです。
職人肌代表のメーカーです。
例えば、メーカー様のカタログ(教科書)では、型付けに関しては「着物の着付け、料理の味付けを由来した言葉」と定義されており職人気質な一面が伺えます。
今年の内野手用モデルで未発売のものを上げますと T51・SR1・SR2の3つです。
今回はその中でも一番の目玉であります。T51が入荷したということです!
T51ってどんなグラブ?
早速ですがT51を御覧くださいませ。
鮮やかなGRオレンジ×トレンチ紐とバーガンディ×トレンチ紐の組み合わせです。
まるでオーダーグラブのような見た目ですが定番グラブです。
メーカー様が優先的に販売していきたい気持ちが伝わってきます。
M4ラベルが搭載された軟式グラブです。 この軟式用を見たお客様からの質問としましては「硬式と革は異なりますか?」という質問ですが・・・
違いすぎます!(直接触ってご確認くださいませ)
肝心要の捕球面がコチラです。(捕球面画像は硬式です)
後述しますが24MSの手入れ感を変えたというのが今回の主なT51の内容です。
大きさは24MSと同じということ??
正解です。ただし手入れ感を変えるということは捕球感なども変わってしまうので一朝一夕では完成しないんです。
なにか感じることはございますでしょうか?
とくにこのGRオレンジの仕上げは分かりやすく縦感が強いと感じると思います。
では次に縦感が強いと感じる理由やはめた感想などをお話します。
24MSとT51の大きな違い
実際に、型をつける前段階ですのでより具体的なことまでは言えませんが、グラブが来る前に色々と準備しておりました。
以前に24MSの解説と型付けをさせていただきました。この中で語っているT51に関する内容はほぼ一致いたします。
24MSに関して
24MSは久保田スラッガーの内野手を代表するモデルでかつプロからも信頼されているモデルです。
実際には中野選手と木浪選手が今年も使用されています。(キャンプインの段階でT51は完成していませんので使用しているのは24MSをベースにしたなにかだと思います)
次に24MSの設計ですが、画像上の感じで親指を外側に向けながら入れて開いたポジションから挟みや掴みがしやすいモデルです。
特に親指や平裏がタイトで中は小さめで、新品から型付けを通してさらに使いながら革を伸ばしていくと最強のグラブだと感じさせる要素が詰まっています。
しかし、実際にはお客様の反応や店舗さまでの新品の反応で多いのが
親指が入らない
もちろん型付け前の話ですし、型を付けてもお店によって仕上がりが大きく変わるので
〇〇はこういうグラブです。というのが共有しにくい。
当方としては型付けを通して24MSを共有しやすいように先程の24MSの動画では縦感を出しています。
その縦感をさらに推し進めたのがT51だと一旦理解していくとわかりやすいです。
T51に関して
次にT51です。
先ほどの画像もそうですが赤丸で囲っている部分を比較してみてください。
親指が手前に縦に入りやすくかつ、親指第一関節が掛かってくるようなイメージです。
指が入りやすくなることで選手のグラブ選びの候補に入れてもらいやすくなります。
例えば学生様であれば、硬い状態でMP2→AR4→24MSと触っていったときに24MSだけ流れの中に無いと思われてしまいます。
つまり選択肢から除外されてしまうケースが少なからずあるということです。
選手がグラブを選ぶポイントの中に最初の捕球面の仕上げであったり、手の入り方でそのあとのイメージをしやすいなどがとにかく重要だと思っています。
定番が発売したので、その流れでオーダーグラブが解禁されます。
毎年のことですが、定番発売=オーダー型番として選択ができるということですので、皆様からのご注文もお待ちしております。
その他、久保田スラッガーに関する記事はコチラ
商品に関するお問い合わせやLINE友達登録もお待ちしております。