彼にはグラブに対する強いこだわりがあった・・・思い返せば2年前のあの夏 彼がまだ高校生だったころ、兵庫県屈指の左腕として県立高校ながらもその名を全国に轟かせていた。
彼の名がプロの目に入ったのは、3年前彼がまだ高校2年生の頃に遡る。当時は敗退したが、明石商業相手に4安打と熱戦を繰り広げた。当時、スカウトは明商の選手に目を光らせていたものの、この激闘をきっかけに、それ以降彼は、プロ注目投手として各球団から熱視線を浴びることになる。
彼は当時を振り返ると「どうして最近の高校生はこのザナックスを使わないのか?」と首を傾げる。使い古したグラブは親指が外に向くので、使いだしの当初よりも力が外に逃げてしまうということを嘆いていた。
その後彼は一度ザナックスから離れることになる・・・
その後、幾ばくかの年月が経つ
彼は、無事名門社会人チームで野球をすることになった。初年度にいくつかチームからの支給されたグラブを使用したものの、しっくり納得がいかない、彼はそこで原点回帰をした。
もういちどザナックスを使おう
彼にはこだわりがあった。
このフィックスバックを愛用していたのだ。
フィックスバックには背面の屈曲性を出すために一工夫している
画像のように彼なりに紐を緩めて最適な曲がりを研究したのだ。
さらに彼は、前回の横綴じで型が崩れたことを思い出し、ラジアルに挑戦したのだ。縦閉じときいて横に潰す選手にとっては本当にあっているのかと思うのだがフィックスバックの紐をギリギリまで調整し縦閉じであっても屈曲は調整するとのこと。
念には念をと・・・背面の紐を長く伸ばしているのは彼の希望で、調整をどこまでするかまだ未知数だからだ。
ヨコトジとは違いかなりどっしりしている。彼はどんな型にしたいのか?
ラジアルでありながらも 前回同様潰しで人差し指と親指が着くような形を希望・・・果たしてどうなるのか・・・
失礼・・・皆様が見たいのはこの正面ではないか。。。?しかし美しいフォルムこれでまたザナックスファンが増えるのではないか。
コチラからも美しいフォルムであることに変わりがない
社会人二年目・・・彼の相棒が帰ってきたようだ。今年は彼にとって勝負の年であり結果が欲しい。だからこそ彼はザナックスを思い出したのだ。検討を祈る