こんにちは。兵庫県丹波市の野球専門店「タグチスポーツ」のどーたです。
突然ですが明日、3月27日はとある映画の公開日です。そう、『えんとつ町のプペル』です。
実は、私の知人であります「ベースボールマリオ」の澤木店長が、なんとこの映画の舞台挨拶付き上映のチケットに当選したそうで!
澤木さん!やるやん!
「有給を取って見に行きます!」と、ご自身のブログでずっと熱く語っておられました(笑)。
ちょっと見てあげてください!(2026年の運を既に使い果たしたらしい笑)
そこまで熱中しているのを見ると、僕もなんだか無性に見たくなってきまして・・「よし、仕事終わりに近くの映画館へ行こう!」と調べてみたんです。
近くの映画館でも車で1時間はかかります。しかも、ファミリー向けだからなのか、最終の上映最終が18時〜だったんです。仕事終わりじゃ絶対に行けない!(泣)
このプペルという映画は、2作品目で、正しくはプペル2なのですが、1作品目を見ていなくても大丈夫です!
もし明日、「えんとつ町のプペル」を見るために有給を取ったという方がいらっしゃいましたら、ぜひ私にこっそり教えてください。間違いなく、友達になれると思います(笑)。
さて、有給を取ってでも映画館へ「ダッシュ」したくなるその情熱。
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野球においてダッシュが一番求められるポジションといえば外野手ですよね!
本日は、圧倒的な走力でファンを魅了する、阪神タイガース・近本選手モデルのグローブについてのお話です。

「高校野球で外野を守っています!近本選手モデルの『SPM』の網ウェブって柔らかくなりすぎないか心配です!あと、とにかく走りやすい感じに仕上げて欲しいです。

こんにちは!当店のナビゲーター『やばタン』です!外野手用のグローブって、デカければいいってわけじゃないんだよね。走る時の『腕の振りやすさ』もすごく大事!どーた店長、SPMの型付けのコツってあるのかな?
本日は、久保田スラッガーの外野手用、近本選手モデルの5mmアップ SPM(トレンチカラー)型付けについて、専門店ならではのマニアックな視点で解説していきます。

目次をクリック♪
第1章:SPMは「SPC」の5mmサイズアップモデル
久保田スラッガーの近本選手モデルといえば「SPC」という品番が有名ですが、今回の「SPM」は、そのSPCの指の長さを「5mm長くした」少し大きめのモデルになります。


革の流れを読む・・・・・
縦に長く、横にも広く、そして深い。外野手用として非常に安心感のあるサイズ感です。
網ウェブ(アミウェブ)の罠
近本選手といえば「網ウェブ」ですよね。SPMにも標準で網ウェブが搭載されており、これによりグローブがガバッと広く開くようになります。
しかし、ここで一つ大きな注意点があります。 網ウェブのグローブを、お湯につけてただひたすらに柔らかく揉み込んでしまうと、全体がフニャフニャの「パカパカ」な状態になってしまうのです。

特に今回は高校野球(硬式野球)でのご使用です。硬式ボールの強い衝撃に負けないためには、グローブにしっかりとした「芯(壁)」を残す必要があります。
第2章:親指側に「硬さ」を残す型付け
そのため、当店で網ウェブのSPMを型付けする際は、あえて親指側には揉み込みを入れすぎず、意図的に「硬さ(芯)」を残すようにしています。 事前にお客様にも「親指側は少し硬めにしておいた方がいいですよ」とお伝えし、ご納得いただいた上で加工を進めました。

親指の硬さを残すことで、網ウェブの「広く開く」というメリットを活かしつつ、強い打球が来てもボールに負けない、しっかりとした捻り(ひねり)の効く極上の型に仕上がります。
【豆知識】SPCとSPMのウェブの相性
少しマニアックな話をすると、5mm短い「SPC」は、Wクロス(お皿付き)のウェブと非常に相性が良いです。 ちなみに今年、近本選手モデルが新しく正式に「T5」というモデル名でリリースされましたが、あれは「SPC、網ウェブを乗せたもの」なんです。網ウェブにしたことで、グラブ全体が少し軽く感じるのが特徴ですね。

第3章:外野手の命!「走りやすさ」を作る小指加工
そして、お客様からのもう一つのご要望であった「外野を走りやすい型」。 これを作るために、当店では「小指の2本セパレート加工(独立)」を行っています。

SPMは土手(ヒンジ部分)が広く作られているモデルです。 そこで、小指部分の紐を一度切り、外側に引っ張って結び直すことで、小指と薬指のスペースを明確に分けます。
なぜこんなことをするのか? 実は、小指を独立させてあげることで、外野手がダッシュして腕を振ったときに、グローブの小指側が内側に巻き込みやすくなり、圧倒的に「走りやすく」なるのです!
ゴールデングラブ賞を獲るような一流の外野手(スラッガー契約選手など)は、捕りやすさと同じくらい「走りやすさ」を重要視しています。
因みにSPMと同じ系統の型でより深い捻り型「SPL」というモデルもありますが、走りやすさという点ではこのSPMが非常に優秀ですね。
終章:トレンチカラーは「張り」が命!
最後に、今回お預かりした「トレンチカラー」の革質について。
公式戦でも使えるこのトレンチの革は、少し薄くてパリッとした張りのある質感が特徴です。 この革は、型付けの際にお湯につけてゴリゴリと揉みすぎると、せっかくの「コシ」が抜けてしまいます。

- 網ウェブがパカパカにならないように親指の硬さを残す。
- 小指を独立させて走りやすくする。
- 革のコシを抜かないように絶妙な力加減で揉む。
よ〜〜〜し!いい感じ
完成系はこんな感じ!
「外野手用のグローブを買ったけど、なんだか走りにくい」 「網ウェブの型付けの正解がわからない」
そんなお悩みをお持ちの外野手の皆さんは、ぜひ一度タグチスポーツにご相談ください!
ただ捕るだけじゃない、「走れる極上の外野手用グラブ」をご提案させていただきます!
では今日はこの辺で!

やばいグローブ屋さん 


