近道とは・・・?
ある日、同業者で尊敬する方が「コツコツが勝つコツ」とつぶやかれているのを見て、そのとおりだと思いました。我々スポーツ業界(メーカー)は毎年同じような製品を同じ時期にリリースする傾向にあります。野球は専門性が高い競技で、一定の時期に一定のものが確実に閉鎖的な環境下で売れています。なので、野球は日本においては他のスポーツよりもどこか「異質ななにか」を感じます。そんな環境下で突飛な製品や最新鋭なものが売れることもありますが、翌年には根付いておらず2年もしないうちに廃番になってしまうことも多々あります。つまり、毎年遠回りでもコツコツと選手からの支持を集め続けていくことが今後ますます重要になるのではないかと日々感じています。
困った人
TIGってどんなグラブ?
究極のスタンダード型
TIG
5本入れならではの繊細な指の動き。
小指2本入れならではの安心感。
双方を掛け合わしたその設計は
RYUだからこそ実現できる究極の形。
相変わらずかっこええなぁ~。でもいまは型番も多くなってどれを選んでいいかわからなくなってないか?
究極のスタンダードとあるTIGですが、こちらは多くの方に最初に触れていただきたいモデルだと思っています。その意味でのスタンダードだと思っています。これを経由して色々なモデルを吟味していただく土台の型でもあります!
TIGの基本設計
【グラブサイズ】
グラブサイズは28.5センチで内野ユーティリティのサイズ。
RYUでは大きめの内野手用。
【基本型】
人差し指下、グラブ中央(刻印部)のポケット設計で全ての指を使いながら捕球をする掴みタイプのグラブとなります。
深みのあるポケットながらプレースタイル合わせて幅広い使い方が出来ることが特徴です。
【設計】
従来よりも親指フェルトをあえて長く湾曲に設計する事で、組み上がった際に反応の良い親指の動きと長めのポリ芯で打球に負けない強さを出しました。更に裏指の中指、薬指を小指側へ寄せる設計にする事で5本入れながら2本入れに近い作用が働き、5本入れの繊細な手の動きを保ちつつ、2本入れのような安心感のある捕球を実現しました。
【開発の取り組み】
弊社では勿論、小学校3年生(TIG縮小版使用)からNPBのGG受賞経験コーチからフィードバックを頂き、技量を問わない幅広い層に扱い易いグラブを追求しました。
奥側に移ってる投手用にメチャクチャ目が行くんやけど・・あれは・・?
KANという縦型の投手用です。これもスタンダードな型の一つですが別の機会にご紹介いたします。
ざっとこんなもんでしょうか・・・革は今回入荷分がキップのコルクで脂分が多く、かなりしなやかな仕上がりです。
個人的TIGの感想
土手が狭い →小指が掛かりやすい
角度が付けやすい→角っとしている
ウェブにボールが集まりやすい→スタンダードな掴み型
ところで その特徴は・・・・・今宮やないか・・・
今宮モデルとTIGの比較
なかなか鋭いですね。特徴が似ているという点においては5本指で掴み良さと小指2本での双方を掛け合わす、ここが今宮モデルと似ているかなって思います。
今宮モデルに関してはこちらをどうぞ
やや上よりから撮ってますがこの角度で見るとよくわかります。親指の反応も良いというのは主に角度の話だと理解しております。
右が型がついた今宮モデルやな!より親指に角度がついた感じ。
そうですね!掴みって感じですよね。ここで「もうちょっと薬指下で捕球したい!」とか「浅い感じがほしい」とか要望が出てくるのでそこで他の品番をおすすめしたりします。
このブログが投稿される翌日の7月1日より全国一斉発売のTIGをぜひ確認してみてほしい。
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