こんにちは。 兵庫県丹波市の野球専門店「タグチスポーツ」のどーたです。
皆さんは、普段の生活で「白い服」ってよく着ますか? 私は、白いTシャツ、白いズボン、白いカバン、白いスニーカー、どれも「すぐに汚れそうだな」と敬遠してしまい、気づけばクローゼットの中は黒やネイビーばかりになっています。
ところがです・・・なぜか「野球のグローブやミット」となると話は別なんですよね。

お店に真っ白なグローブや、白を使ったツートンカラーのミットが並んでいると、汚れると分かっているのに、どうしても惹かれて、つい手を出してしまうんです。 あの、純白の革が使い込まれて少しずつアジのある色に変わっていく過程を想像すると、たまらないんですよね。笑
これって、野球道具好きならではの「男の性(サガ)」なんでしょうか(笑)。
さて、本日はそんな「ついつい惹かれてしまう」魅力を持った、真っ白なキャッチャーミットの型直しについてのお話です。

ハタケヤマの白いキャッチャーミットを買ったんですが、最初に買ったお店で型付けしてもらったら硬すぎました。なんとかしたくて違うお店に持ち込んで柔らかくしてもらったんですが、今度はなんだか形が違って、全部弾いてしまうんです。息子と娘の球をしっかり捕りたいので、3度目の正直でタグチスポーツさんにお願いできませんか?

ハタケヤマの軟式キャッチャーミットはそこまで硬いわけではないのですが型直し依頼はとても多いです。ちょっとした工夫で掴めるようになります。
ハタケヤマの「硬式」と「軟式」の違い

今回お預かりしたのは、ハタケヤマの軟式用キャッチャーミット「8型」。Uバックを搭載した、ホワイト×ブラックの激渋な限定モデルです。 捕球面には「心」の刻印がバッチリ入っています。

お電話やLINEで、全国のキャッチャーから寄せられる相談の中で非常に多いのが、今回のような「ハタケヤマのミットを買ったけど、硬くて弾いてしまう」というお悩みです。
皆さんが想像する通り、ハタケヤマの「硬式用」ミットは、ピッチャーの全力投球を何万球と受け止めるために、和牛レザーなどを使った「最強の硬いミット」として作られています。
しかし、今回お預かりした「軟式用」は少し事情が異なります。 ハタケヤマの軟式ミット(主に台湾製)は、革自体はしっかりと分厚いのですが、実は非常に「しなやかさ」があり、適切な加工をすれば比較的「柔らかく育てやすい」という優れた特徴を持っているのです。
しなやかなのに「弾いてしまう」理由
では、なぜ分厚くてしなやかな軟式用なのに「硬くて弾いてしまう」という悲劇が起きるのでしょうか?

それは、ご自身や他店様で柔らかくしようと試行錯誤した結果、ミットが「開きっぱなし(平らな状態)」になってしまっているからです。
いくら革がしなやかでも、ミットの形が平ら(お皿のような状態)では、ボールはどこにも引っかからず「パンッ!」と外に弾き出されてしまいます。 この「平らで捕れない状態」を、多くの方が「まだ革が硬いからだ」と勘違いして、さらに無理やり揉み込んでしまい、余計にミットのバランスを崩してしまうのです
「ガッチリ掴む」型直し
このミットが本来持っている「軟式特有のしなやかさ」を最大限に引き出し、「使える状態」にするためには、ただ柔らかくするのではなく、正しい「関節」と「ポケット」を作り直す必要があります。
今回のお客様の目的は「息子さんや娘さんの球を、弾かずにしっかりと捕ってあげること」です。 そのため、今回は以下のポイントを重視して型直しを行いました。

- 強アーチ加工: 開きっぱなしになっていた親指と小指側に強めのアーチ(カーブ)をかけ直しました。これにより、ボールが当たった瞬間に自然と中心へ誘導されるようになります。
- 深いポケット作り: 軟式ボール(M号やJ号)は硬式に比べて弾みやすいため、ボールがすっぽりと収まる「深いポケット」を明確に設定しました。
- 安心のガッチリ掴み: 軟式革のしなやかさを活かし、小指から薬指・中指にかけての関節をしっかり作り、ボールが来たら「ガチッ!」と迷いなく掴みにいける型に仕上げました。
キャッチボールが待ち遠しい相棒へ
型直しを終えたミットは、ハタケヤマらしい芯の強さを残しつつも、軟式特有のしなやかさが活きた、ボールが吸い込まれるように収まる極上の「お父さん用ミット」へと蘇りました!

息子さんや娘さんが全力で投げたボールを、この真っ白なハタケヤマのミットで「バチーン!」といい音を鳴らして捕ってあげる。 想像しただけで、週末のキャッチボールが何倍も楽しみになりますね!お子様にとっても、いい音で捕ってもらえることは最高の喜びとモチベーションに繋がるはずです。
「ハタケヤマの軟式ミットを買ったけど、うまく使いこなせない」 「自分で型をつけようとして、平らになってしまった」
そんなお悩みをお持ちの方は、手遅れになる前にぜひ一度タグチスポーツへご相談ください。
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