こんにちは、兵庫県丹波市の野球グラブ専門店の「どーた」です。
前回のブログで「近くの映画館の上映時間が夕方5時で終わってしまうから見に行けない!」と嘆いていた映画、『えんとつ町のプペル』なんと、土曜はレイトショーがあり21時45分の回で観ることができました!
映画自体のストーリーや映像美、音楽の素晴らしさはもちろんですが、私が一番感動したのは、この映画が公開されるまでの「バックストーリー(制作過程)」です。

通常、映画を作る際はリスクを分散させるために「製作委員会方式」をとることが多いのですが、西野亮廣さん率いるチーム(チムニータウン)はそれをせず、自分たちで全責任とリスクを背負い、資金を調達し、広告を打ち、泥臭く手売りをしてこの映画を完成させました。
何かに挑戦するということは、ものすごく孤独で、恐怖との戦いです。
失敗したらどうしよう、批判されたらどうしようという恐怖に打ち勝ち、決して諦めずに挑戦し続けることの尊さ。その姿勢に、私は心を打たれました。
僕自身もただグローブを売るだけでなく、何か「挑戦」を通じて、お客様に感動を届けていきたい。プペルを見て、改めてそう強く決意しました。 (ちなみに、副音声機能を使って見るとさらに面白いそうなので、私もあと4回くらいは見に行かないといけません笑)
さて、「リスクを恐れず、新しいものに挑戦する」という姿勢。
これは、日々進化を続ける野球道具のメーカーにも同じことが言えます。
本日は、USAウイルソンが挑戦し、生み出した革新的なレザー「スピンコントロールレザー」を搭載したグラブの持ち込み型付けについてのお話です。

ウイルソンの87型、スピンコントロールレザーのモデルを買いました!ディンプル(デコボコ)部分って噂ではグリップすると聞きましたが実際はどうなんですか?

こんにちは!当店のナビゲーター「やばタン」です!ついに来たね、スピンコントロール!見た目も特徴的だけど、これって本当にゴロが弾きにくくなるの?どーた店長、詳しく教えて!
スピンコントロールレザーの「挑戦」と「恩恵」

このグラブの最大の特徴は、捕球面に施されたディンプル(デコボコ)加工、通称「スピンコントロールレザー」です。
ボールがグラブに触れた瞬間、このデコボコが摩擦を生み出し、ボールの回転(スピン)をピタッと抑え込んでくれます。これにより、グラブの中でボールが暴れる(弾く)のを防ぎ、確実な捕球をサポートしてくれるという画期的な機能です。
で・・これってそのイメージがあるだけで本当にそうなのか証拠はあるのか?ということで本家の動画を貼らせていただきまして要点を抽出します。まずは動画をご覧くださいませ。
ディンプル(凹凸)加工のレザー: 捕球面、ウェブ、指の部分に、独自のデコボコ加工を施したプロストックレザーを使用しています。
摩擦力を5%アップ: 皮革や空気力学の専門家の知見をもとに開発され、ボールとグラブ間の表面摩擦を5%増加させます。
スピンを抑え、素早い持ち替えを実現: 摩擦によってボールの回転(スピン)をピタッと抑え込むため、グラブの中でボールが暴れず、投げる手への素早い持ち替え(送球への移行)が可能になります。

毎回スピンコントロールレザーの話をするとSSKの過去に出したモデルについて触れる方が多くいらっしゃいますが、それとこれとは別だと考えています。専門家の知見の元に開発されているという点を誰も触れようとしないので実際の本家動画を貼らせていただきました。あと、いつ開発されたのかとその開発環境を比べてみると異なることも容易に想像できるはずです。
87型の型付けについて

今回お預かりしたのは、2025年秋冬の限定モデル「ウイルソン 87型(ネイビーSS×ティールSS)」です。鮮やかなカラーリングが目を惹きますね!
87型といえば、型付けにおいては親指と小指が付くイメージがありますが、個人的に「親指固定で4本で挟む」イメージがしっくりきています。
小指2本入れと聞くと、親指と小指をガチッとくっつけるような「ボックス型」をイメージする方が多いかもしれません。 しかし、87型でそれをやってしまうと、ウイルソン特有の「デュアルテクノロジー」の良さは完全に活きないのではないかと毎回心配しています。
心配というのは、親指小指が付く形を優先するとその形が嫌いな選手は87を敬遠してしまうからです。

ウイルソンのデュアルは、「縦感」が非常に強いグラブです。 どのポイントにボールが当たっても、自然とグラブの真ん中にボールが落ちてきて、最後は狭い出口でしっかりと引っかかってくれる設計になっています。 この「自然に真ん中に落ちる感覚」を活かすためにも、親指を無理に内側に入れすぎず、4本指の力でしっかりと挟み込む型付けを行いました。

焦らず、じっくりと「相棒」に育てていく
ウイルソンのプロストックレザー(今回は背面にスーパースキンを使用)は、非常にしっかりとした作りになっています。

特にデュアルのグラブは、最初からペラペラに柔らかくしてしまうと、せっかくの指先の強さや立体感が失われてしまいます。 今回も、即戦力一歩手前の「ちょうどいい硬さ」を残して型付けを完了させました。
「ちょっと硬いかな?」と思うくらいからスタートし、日々の練習で少しずつ自分の手に馴染ませていく。 焦らずに時間をかけて育てたウイルソンのグラブは、最終的に「絶対にエラーをしない」と思えるほどの最高の相棒に成長します。
何事も、挑戦と継続が大切ですね!
完成系の動画はコチラをご覧くださいませ。
「スピンコントロールレザーに興味がある」 「ウイルソンの小指2本入れの正しい型付けを知りたい」
そんな方は、ぜひ一度タグチスポーツにご相談ください!
あなたのプレースタイルに合わせた、最高の型をご提案させていただきます!



やばいグローブ屋さん 

