昨日の続きです。前回は、最初の一個目に購入するグラブは価格重視で選ぶことが多いです。その中でも低価格帯のエントリーモデル層のグラブがなぜ安いのかなどを昨日は解説しました。今回の後編では、実際に予算を出してグラブを選ぶ際にはどんなことに注目すれば良いのか解説します。
有名プロ選手が使用するグラブの傾向
最近気になることがあります。それは、プロ野球の現場では深くて大きなウェブ下が深いグラブを使用する選手の傾向が強いことです。例えば、西武ライオンズのセカンドを守る外崎選手やヤクルトのセカンド山田選手などです。
https://www.youtube.com/watch?v=cBnRf-3BPO0
https://www.youtube.com/watch?v=cLOhl7-Vh5E
イメージとしては深く掴めるけどすべてのボールに対して同じ用に掴んでいるわけではないと思うけどな・・ボールも暴れるだろうから深さっていうのも必要なんだよね
そうです!特に源田選手は大きめのグラブを使用されていらっしゃいますが基本多くを薬指下の握り変えで当てて捕球されていらっしゃるイメージです。
先程の例はほんの一例ですが、坂本選手や今宮選手もウェブ下が深いグラブをしようされていらっしゃいます。紹介した人気選手はすべて彼らが使用するモデルのグラブが各メーカーより発売されているので子供~大人まで多くの選手が影響を受けることになってしまいます。
手とグラブの関係
手の平捕球
では本題です。第一線で活躍する選手にも少年時代がありました。上手い選手のグラブってバランスが良いものが多いような気がします。まず、ボールを手の平に乗せます。
そのまま自然とボールが手の平で扱えると思います。ここで感じてほしいのは、自分の手が浅いとか深いといったことは感じないはずなんです。これを手の平でボールを扱えていると説明しています。この状態を体感いただくことは重要です。
普段生活していて手が浅くて~とかもっと自分の手が深ければ~というシーンは少ないものね!
ここで誤解されるケースは、お客様が「息子には当て捕りは浅いので深いグラブがいいです」という声です。手の平で捕球する説明をしていくとイメージで浅く捕ると思われがちですがそうではなく、まずは手の平でボールが扱えることが1番楽な動作でボールが捕球できる第一歩目なのではないかと思います。
上達に繋がるおすすめグラブ
J7とJ2
やっとグローブが出てきた笑 前回から長かったのでいよいよ実践って感じか・・・
前置きはとても大事なんです!笑 今回は左から海外製のJ7日本製のJ2と並べています。サイズ感としては一般的にJ7の次がJ2を選択されるケースが多いです。生産国も場合によっては大事になってきますので別の機会にさせていただきたいなと思います。
あ!被せじめ!コレってグラブが柔らかく使えるんだっけ?
別名、オーバーラッピングなんて呼ばれています。個人的には全体を柔らかく使えるよりも、バンドが外側に行くことで中に余裕ができ手袋の感覚ではめることが可能です。握力がなかったり、手が小さかったりプレースタイルが定まらない場合におすすめです。
お店によって型付けの考え方は異なるのですが、一応説明します。捕球面の牛のロゴのところでボールを操作できるコンセプト(手の平捕球)でつけています。当て捕りの浅いという意味ではないです。
今回この話をしたかったのは、前編でのお問い合わせの方のように「とりあえず不安なのでワンサイズ上のJ6を購入したい」という方が多いからです。本格的に野球を始める際にはやはり手の平でボールを扱えることのメリットを知っていただいた上でサイズは選択いただきたいと思っています。
で!ここで画像を見てほしいのですが、選手や親御様を説得するために「深くもいけます!」という感じの型付けに元々しています。なので片手でシングル捕球したりすることも前提にあるので心理的にも安心してもらいたい一心です。笑
当て捕りって拒否されるとそこで話が終わるからな笑
なぜ久保田スラッガーなのか?
今はスラッガーを説明しました。他のメーカーでは手の平捕球ができないのか?ということをおっしゃる方がいらっしゃいますが、実際は可能です。ただし、少年用ってコスト的な観点から考えても大手が圧倒的に多く、大手は売りやすさを考えるとコンセプトが手の平捕球ではなくウェブ下で深く掴むグラブが多いです。
たしかに・・・説明しなくても深くて掴めます!っていっておけば売れるものな。実際にプロのグローブもそう見えてしまうからかもな。
今ってグラブがとても高価なものになっているので一日でも長くかつ、上達に繋げて欲しいと常々思っています。この記事が誰かの参考、お役に立てる事を心より願っております。また、昨日に引き続きまして音声配信でも同じ内容を少し深掘りして話しておりますので是非チェックよろしくお願いいたします。
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