
こんにちは!型直しの依頼をお願いしたいです。ゼットのプロステイタス、森選手モデルを買いました!思っていたよりも自分の形にするのが難しく・・・なんとかなりますか?
こんにちは!どーたです。
今回は、ZETT(ゼット)の人気キャッチャーミット、森友哉選手モデル「262型」の持ち込み型付けについてのお話です。

実は今回、私自身ちょっとした勘違いをしていました。😅
最近の森選手は「縦型(深くガッチリ掴むタイプ)」を使っているイメージが強かったため、持ち込まれたミットも縦型だと思い込んで型付けを進めていたんです。

しかし途中でふと型番を確認すると、完全なる横型「262型」。 「あ、これそういえば横型だったな…」と後から気づいたわけですが、実はこのハプニングから、皆さんにぜひ知ってほしいミットの縦横についてのお話をさせていただきます。
実は些細?「縦型と横型」の違い
まずは今回の・・・ミットを見ていただきます。


見た感じがもう・・・森選手以外に考えられないデザインですね。ウェルダーラベルに関しては、限られた店舗でのみ選択が可能なのでオーダーするならウェルダーラベルのお店で!というのがお決まりになっているかとも思います。


うーーーん!軟式やけど結構腰があって流石オーダーミットやな!というイメージです。
実際に今回のミットは縦型だと思っていたわけですが、横型だったのです。
ネットやSNSの情報を見ていると、「これは横型すぎる!」「これはめっちゃ縦型だ!」と、まるで全く別の道具かのように語られることがあります。
中には、「縦型が欲しかったのに間違えて横型の262型を買ってしまった…終わった…」と絶望してしまうお客様もいらっしゃいます。
実際、私も今回「縦型」のイメージで揉み込んでいて、途中で「横型」だと気づいたものの、大きな違和感なくスッと縦型っぽい動きの関節が作れてしまいました。手の入り方や角度が少し違うだけで、決して「縦型に動かない」わけではなかったのです。

横型って結局何なの?

いい質問ですね。横から手を入れるから横型なんです。実際に見てもらいましょう。

このように横から手を入れて力を入れていくと結局、親指下の部分に力が入り少し捻り気味に仕上がります。
2種類の横型について

横から手を入れるから横型と言いましたが、ヒンジの数の違いでも全く異なる印象のミットになります。

甲斐モデル(ヒンジ2本)との違い
たとえば、完全な横型として有名なハタケヤマの「甲斐拓也モデル(M62型など)」。これはヒンジが「2本」しかありません。 ヒンジが2本だと、小指や中指のかかる位置が手前になり、親指を固定して他の指を浅く「グッと被せる・引っ掛ける」ような、分かりやすい生粋の横型の動きになります。これを縦型にするのはかなり無理があります。
ZETT 262型(ヒンジ3本)の柔軟性
一方、今回のZETT 262型は、横型設計でありながらヒンジが「3本」入っています。 ヒンジが3本あるということは、その分土手付近の関節に「ゆとり(動かせるポイント)」があるということです。
このゆとりを上手く活かし、手の入れ方や小指の角度を少し調整して型をつけることで、横型ベースのミットでも「縦型のように深くガッチリ掴む動き」を十分に再現できるのです。
262型の仕上がり

しっかり丸くなりましたが、タイトな縦型系のミットに仕上がっております。


皆様がイメージしていただいているような縦型にアレンジできています。でも横型だよねって言われると捕球位置が少し左に行きそうな気がします笑
気持ちの持ちようだと学びましたね・・・笑
皆さんに声を大にしてお伝えしたいのは、「しまった、横型を買ってしまった!」と決して諦めないでほしいということです。
「ヒンジの数」や「革のクセ」を見極め、あなたの手の入れ方に合わせてアプローチを変えれば、理想の動きに近づけることは十分に可能です。それが私たち専門店の腕の見せ所でもあります。
「横型の262型が、型付けによってどうやって縦型っぽく動くようになったのか?」 言葉で説明するよりも、実際にミットがパチパチと動く様子を見ていただくのが一番分かりやすいと思います。
このブログをきっかけに現在の森型(縦型)の型付け依頼が来てくれることを願っております笑
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