【小指2本】ジュンケイグラブJG651との出会い~そこに至るまでとこれから

どうも、時代の流れには逆らうのではなく「一度受け流す」という合気道のような精神を持ち合わせていたい道太です。

「時代の流れ」というと、取り残される事に抵抗がある反面で、毎度何かと戦いながらその中で競い合っているわけです。
合気道ではそういった勝敗や優劣を付けるいわゆる「試合」がないようです。
自分自身と向き合う時間が、このブログを書く時間になれば良いなと思いながら今日も書かせていただいています。

最近は、よく雨が振りますよね・・・お陰で夜寒いな~と思いながら日々過ごしています。

本日も小雨が降る中、近所のATMに走っていったのですが、一息ついた帰りに缶コーヒーを買おうと500円を入れると「新500円は対応していません」系の自販機でした。その新500円も先程のATMのお釣りの中に混じっていたピカピカの500円です。

時代に逆らって旧500円玉では駄目なのかと文句を言っていたのですが、ちゃんと理由があるんですね。

偽造防止が主な目的だそうですが・・・以下の理由で対応が遅れているようです。

新500円玉を認識するための硬貨選別装置センサーの更新が必要である点が関係しています。 更新すれば新500円玉も使用できますが、そのための費用がかかることや、世界的な半導体不足などの影響があり、新500円玉対応の自販機や券売機の普及が遅れているのです。

固定費が上がるって大変ですよね!どうも私の周りの自販機は全滅している感じがします。そんな中で丁寧なPOP付きの自販機もあったのでそちらを紹介して本題に移りましょう

こう書かれると悪い気がしないですね^^b 時代の流れは受けきれない場合は一旦受け流したい。
#はやい!おいしい!やさしい!

ジュンケイの魅力に寄せられて

 今回は、ジュンケイグラブの651型小指2本(セパレート)を春から高校生の選手にオーダーいただいた話をさせていただきます。

なんと、2時間以上かけて車でお越しいただきました。もちろん恐る恐るですが、「何故お越しになったのですか?」
とお聞きしたところ、「自分で調べた結果ジュンケイの革が最高に良いんじゃないかと思ってオーダーしようと思いました」

うん????どういうことだろうか・・というのも明らかに本人はHFBレザーに触ったことはないのです。完全に初見です。

どうやらずっとブログを見ては思いを馳せていたようです。試しに「知好楽面」って知ってますか?と聞くとなんと知っていたようです。

誰のブログを見てここにたどり着いたのかはもうわかったわけです。

#謝謝

小指2本で使用したい。

選手の要望は「小指2本」でした。まずはいつも通りHFBレザーに触っていただき納得していただいてから次に進みます。

最近の高校生の要望は深く・楽に掴める系のグラブだと思っています。そこで中高生には一貫して最初にはめてもらうグラブは593ではなく621型です。特に親指単体での効きは重要視する傾向にありますね・・・(良し悪しは別として)

JG-601型を小振りに改良したグラブ。操作性が良くなったと共に薬指付根辺りでのポケットが作りやすくなりました。

毎度おなじみの解説ですが、621はショートサード用としては気持ち指が短いと感じます。特徴としては土手巻きの小指の位置が高いところまで巻いてあるので型をつけていくと小指からガバっと押さえ込めて掴みもいい感じなんですね

その後も接客する中でやはり「少し指が短い」ということになりました。

621型のおさらいはこちらの記事を御覧くださいませ。

JG651との出会い

カタログをみていると・・・・ JG-651・・?

JG-621を5mmサイズアップしたグラブ。JG-601と同系統ではありますが、ポケットの作り方や小指の開きなどJG-621の大きいグラブを使いたい選手におすすめ。

ジュンケイグラブHPより

これだ~って思いましたね。ジュンケイグラブって指の調整ができないのでちょうどいいのがあればいいな~ぐらいの感覚でした。621→651のこの流れは今後きっちり頭に入れておきます!

ヒンジとどう向き合う?

ジュンケイグラブの定番アラミドモデルの内野手は実は全てヒンジが入っています。特に621と593は薬指下も親指側でも捕球ができるという万能型に設計してあります。
ヒンジがある場合は特に小指2本の場合、小指掛けを引っ張ってその隙間に薬指を入れる「セパレート小指2本」を推奨することが多いです。

セパレートにするとやや真ん中寄りのバランスになるのも好きな理由の一つです。

完成した651型

で・・・完成したのがコチラ!

JG651 ミルクブラウン
JG651 ミルクブラウン

最近はこの並びでやばタンと撮影することが多くなりましたね!

ミルクブラウン✕ショコラ紐✕ステッチホワイト✕A5の全体的に汚れやすいけども渋くなる仕上がりです。

こちらのデザインは当方も好きですね(おすすめ)

このウェブも機能的で推薦したウェブです。クロスで真ん中で割れるタイプのダブルクロス系(クロス6)

実はこの刺繍にもこだわりがありました。元々は「必楽」という言葉を入れようとしていたのですが、後日電話とFAXで「必楽必笑」に変更依頼がありました。信頼をおいている方からの「必楽」だったのですが、後々考えると「意味をもっと明確にしたい」意思がありこの刺繍内容になりました。

肝心の型はこんな感じでウェブ下も捕れますが、真ん中に力が入りやすいかつ硬めに仕上げました。

強さも出せるように背面紐も入れてですね・・・準備はバッチリ!

仕上げはJG01を塗って完成です!👏

この最後にJG01を塗るところまでが一連の所作とも言えますね。

ミルクブラウンがしっかりブレンドされました。

このあと、彼の友人がまた当店にジュンケイを求めていらっしゃるのですがそれはまたの機会に・・・

つづく

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