~今回の話~
今回は皆様に率直な意見を聞きたい。 グラブのバンド部裏面ムートン横の親指の根元部に 「made in china」 という刻印を見た時どう思いますか?
多くの方は 「なんだ・・・日本製じゃないのか」というと思います。
では、「日本製と中国製の違い」を説明してください。というと
「なんとなく嫌だから」というところで話が終わるのです。
ある日のことです。
AGL-401の去年のない? Rオレンジの紐は黒いグラブ
ありがとうございます!型サンプルありますので どうぞご確認をお願いします。
お~!いいね~ 触った感じも好みよ!
でもこれ JAPAN刻印ないよ!
はい! 2020年よりグローバルラインは 中国製になりました。 日本で裁断した革を中国工場に輸送し、新工場に委託しております。
あ~そうなんや でもな~
折角やったら日本製をなぁ~
アトムズ(Atoms)の中で一番人気シリーズ 35000円のグローバルラインシリーズは、人気の寺田レザーを使用した、オーソドックスでありながら価格からは考えられない品質を維持している。そのような理由で指名買いも多いのだ。
しかし何としても日本製にこだわるのは何か理由があるのでしょうか?
数日後~
なんかなぁ。。
ちょっとこれを見てくれ!
あ!左は日本製よね でもこの個体は微妙すぎる
第一に軽すぎる、硬式用っていうのも忍びなかったぞ
毎回チェックしてると気になることがあるんだけどな~
中々筋がいいよ(笑)
その通りだ、日本製というのは個体差の宝庫なのだ。
特にこの価格帯というのもあるけど ばらつきが出ても何一つ文句は言えない。
今回はそんなことが言いたいわけではないけど・・・
中国製と日本製の違いをなんとなくでも理解してもらう必要があると思ってる。
もう少し離れた視点から話さないとね!ざっくりだがこんな感じかな
日本製⇒目的地(ゴール)は決まっているが そこにいく道筋は各々に任せる
海外製⇒目的地(ゴール)は決まっており、その間の細かな道筋や行動チェックなど事細かいチェックがある
この場合でいうと 大まかに 日本製は 各々の創意工夫をグラブに施すため 細かい部分で職人の色を出せる(いい意味で)
海外製は現場チェックや繰り返しの指導により品質が向上したり同じ工程で皆が作るという感じか
ここまでくると海外製モデルのクオリティーは現場監督や要はディレクションに大きく依存する事がわかるよね?
ディレクションとは主にテレビ業界などで使われる用語であるが、ざっくりいうと 方向を示したり、指示・命令などを通じて一つの作品を作り上げていく。段取りであったり、マニュアルや現場指示などもこれにあたる。
なるほど・・・そういう意味で このRオレンジの中国製は納得だったわけか。
しかもこの色合いも絶妙で、一番の懸念であった海外製になると急にカラーリングがマットになる事や、型が微妙になることも防げているわけだな。
そうなんだ! ディレクションが良ければ、その指導の下、全てのグラブが作られるので、個体差がなく良いグラブが多く生産されることとなる。
良い艶・・・・
全体的な厚みは増したように思うんだけど、安定供給ができる事や アトムズの場合これまでグローバルラインを作っていた職人が違うシリーズの日本製のグラブを作ることにも専念できるようになったんだ。
海外製と行ってもメーカーによって取り組みが違うので一つの括りにすることはできないということです!
では今日はこの辺で~