売れ筋と売り筋そして死に筋
一般的に小売店は本音と建前の上で商品を販売していることが多い。というのも「いま店舗側が売らなければ行けないと決めている在庫」「これは!おすすめして売っていきたい」などの「売り筋」と、それとは逆で、お客様が小売店舗の意思とは無関係に希望する「売れ筋」というものがある。売れ筋商品をお買い上げにいらっしゃったお客様に店舗の「売り筋」も魅せつつ、気がつけばそのやり取りの最後の期末には死に筋が見えてくるというのが一連の流れでです。そういうことを毎年毎年繰り返しているわけです。今回紹介するドナイヤのグラブは売り筋品番しかないのです。死に筋が基本ないのですが、死に筋があるとするとそれは売り筋にするだけの意味をそこに見出せていないだけだと思っています。とりわけ今回のDJIK(DJNIK)はどうだろうか・・?
困った人
ありがとうございます!ドナイヤでも実はお客様のおっしゃるような開いたり、当てたりするグラブが一つございます。その品番はDJIK(DJNIK)と言います。紹介させていただきます。
ドナイヤの特徴
革に関して
ドナイヤは硬式皮革と軟式皮革を統一しているため、軟式と硬式で差を感じにくい。特に硬式のグレードの革はプロさながらのグレードのため、それを軟式に使うわけなので軟式の評価が高いのはもはや当たり前です。さらに軟式グラブは革をベトナム工場へ送ることで製造コストを下げてはいるものの、現在の27500円(税込み)でここ数年販売しているがこれはかなり安いと感じる。革は北米産ステアハイドを使用している。
ドナイヤはライトブランに革を絞ることで低価格高品質を実現しています。10年以上もこのシンプルなタンで勝負する村田社長の勝負勘には感心しています。
まあ・・・ワイもタンは好きやで・・・もちろん
型に関して
ドナイヤは掴む形のグラブが多く、売れ筋品番のDJIM(DJNIM)山田哲人選手モデルやその小型DJIMS(DJNIMS)を始め、DJII(DJNII)も基本的に掴みである。
ドナイヤは順巻きが多く親指を起点というよりもウェブ下で挟み込む感じです。しかし親指が完全に固定されているわけではないのでご安心ください。ウェブ下で捕球できるので逆シングルにもすこぶる強いのです。
DJNIKの本当の魅力
親指・小指を巧みに使うモデル
他の品番と違ってDJIK(DJNIK)は逆巻きなんですね。それは親指と小指側を使い分けられるように設計されているからです。
たしかにな・・土手は広いし!ウェブはどうなんや?なんでこのウェブなん?
とてもいい質問ですね。さっき見たHウェブのDJNIMSはウェブの折り目の部分を恐らく人差し指の左くらいのウェブ先端を曲げて形をつくるでしょ?そうするとウェブの癖がついて右側に偏るんです。そこで親指小指を使うDJNIKなどはウェブの両端を折ってもバランスが取れるようにしています。
なるほど・・・確かにこの型だとウェブ下を深くするためにウェブ右側を外側に折るよね。結果閉じやすいのだけれど・・・・そう考えると親指はあまり使わなくても楽に捕球ができることになるよな
これだと両端を折って丸みを出せますし偏らないからこのウェブが採用されています。
DJNIKの完成形
このように薬指下へボールを呼び込みながら土手は広めを利用して開いて使用します。故にポケットは薬指下とポケット下の2箇所です。
これは意外と名作かもしれないな!
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