【仕込みについて】久保田スラッガーのグラブを湯もみするまでの重要な工程

あ！それスラッガーのことですか？ふふふ・・・最近は仕上がりとてもいいですよ。ただし条件があって、良く出やすい品番は熟練度が高いという読みです。

ここ最近の品番は設計が良いのか上りもいいですよ！変に型番が多いと作る側も熟練度上がりませんよね・・・

まずはつべこべ言わず　開けます！　↑の画像は芯の調整やグリス交換も行った後です。

22PSといいますか　M00というグラブです。ボックスにしやすいのと小指側が利かせやすいのでクセはなく誰でもOKな中型です。

スラッガーさんはだからといって　T1のタイガース時代の鳥谷選手モデルも廃番にならずに健在です。

4種類くらい使いましたが　今使ってるのがダントツで良かったです。というか・・・高いです💦高いってことがさらに確信して使えてるのもあります。

最初に入ってるのは少し捕球面が完全に安定しないイメージです。触ったら分かるんですが、肉厚感があると安定するんですよね！今使っているグリスは動きにもしっかりついてきてくれて尚且つ肉厚でトータルで「入れ替えたぜ！感」というのもあるんです(笑)

指の間隔だけだったらそのまま紐を解かなくていいのですが、そもそも、各指が自分の指の腹の上に乗っているわけですよね？なので一度各指をリリースした上で各指の動きに連動できる位置に指を微調整します。それは揉みながらやるとズレたりしますのでここで決めてしまう意味でも調整します。

とりあえず各工程をざっとやりましたが、今のうちに手の形に仕上げていく事が大事です。気になる所は湯につける前に調整しましょう！

はい？？まさかとは思うけど　とりあえず柔らかくしたら一緒だと思ってるタイプの人間ですか？

個人的にこれまでの実績を兼ねて話しますと、お客さまは意外と柔らかい部分と腰のある部分がキッチリできていて　どのようにグラブが育っていくのかが理解できた段階で高い満足を得ているのではないかという研究結果（オレの調べ）があります。

お客様の要望などもあると思いますが、仕込みしているのでなるべく作った形が崩れないようになぞる位のイメージで動きを確認していきます。