文化と自然
どうも・・・文化の対義語が自然と広辞苑に載っているようですが全然しっくり来ていない道太です。
そういえば、4月になりましたね。驚きです・・・相変わらず忙しくも平穏な日々を過ごしております。
先日の選抜高校野球に関して低反発バット導入による反動で、メイプルなどの木製バットで試合に臨む選手がいたことが印象的でしたね。この木製バットを試合で使用するケースが多くなる過程で来年の終わりには低反発バットは部で購入してメイプルなどの高反発木製バットを個人最低1本は必須になるといよいよ面白くなると思っています。
なんにせよ、そこに至るまでは時間がかかるかもしれません。
高校生が入学前に必ず1本試合用の木製バットをオーダーするという文化・・・
定着までの過程をじっくり追っていこうと思います。なにか新しい文化ができる前には軋轢があり、反対派の意見も出てくると思いますがそれらのやり取りも含めて、いまからとても楽しみになっております。
シワを育てる文化
本日のテーマは「シワを育てる文化」について書かせていただきます。
みなさまどうでしょうか・・・シワって聞いて拒否反応を示す方も多くいらっしゃいます。
そんなユーザーの意見もあり、各メーカーで見た目が綺麗なグラブを開発販売することを第一優先で考えているとも見て取れます。
近年で言いますとSNS映えを狙った商品も多く出てきています。
良し悪しの話ではなく、これも時代が生んだ文化なのだと思うようにしています。
しかしながら、それらの文化に対して、独自の文化を広めようとしているメーカーがあります。
それが今回お話する久保田スラッガーです。
グローブよりもまずは手を見る
野球のグローブが日本で本格的に製造されるようになったのは戦後の話ですが、万能な人間の手が創造されたのは紀元前の話になりますよね?
手のひらにはそれぞれシワが有り、その人の暮らしや環境によってシワの入り方なども異なっています。
そもそもシワとは指が円滑に動きやすくするためのガイドなのです。
小さなシワから大きなシワまで複雑に絡み合って指の動きをサポートしてくれています。
それはグラブにも必要であるというのが久保田スラッガーのシワ文化の一歩目なのではないかと思います。
プロ選手のグラブを見てみよう!
実際に久保田スラッガーのグラブを見ていきましょう。2022年9月の展示会で撮影したグラブです。
まずは、、、コチラ
2009~2010年頃ですかね・・?坂本選手のL7Sかな~と思われます。それでは捕球面を見ていきましょう。
小じわから大じわまでしっかりと刻まれています。使っていくとその人の形にシワが育っていくかつ手にフィットしていきます。このシワのいいところは何かと問われると
とっさのときに自分の曲げたい方向に形を変えられる。
シワが有り関節があるグラブを目指す久保田の真髄は走者をアウトにすることです。いつ何時どんなプレーを求められるか?実際に現場ではその1球が万事なわけです。
こちらは2021年の京田選手のD1ですね(24PS)京田選手は掴むよりも当てる感覚とボールを入れ込む感覚で使用されていると伺っております。
あれ!?これは誰でしたっけ・・と思いながらも「森敬斗さん」で検索をかけると
見たら欲しくなりますね・・・笑
こちらは谷岡投手の捕球面ですね!色々とマニアックな要素で溢れていますね!(あえて割愛します笑)
とにかくグラブ愛に溢れていますね。
プロのこだわりを全ての選手へ
プロ野球選手のグラブを見ていただいたのですが、結局は革自体定番の硬式用も同じなのです。
とはいえ、、細かい部分は定番とプロ用とではさすがに違いますが、原皮は同じなのでもう同じなのです(笑)
その意味でもプロ野球選手が使用しているグラブを自分のグラブと比べてみるのも
とても楽しい!!
どういうふうに革が育っていくのか・どう育てていくのかを考えるのが楽しいですよね。
スラッガーの革は当て革が入っておらずダイレクトにボールの感触が伝わってきます。
これからも手と一体になる感覚を楽しんでもらえたらと思います。
シワを育てる文化をこれからも伝えていきましょう。
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